農業用ドローンとは・選び方ガイド

更新日:2026年9月24日

このページで分かること

農業用ドローンとは

農業用ドローンは、主に水田や畑に農薬・肥料を空から散布するための無人航空機です。人が背負って歩く動力噴霧器や、有人ヘリコプターによる空中散布に比べて、少ない人数・短い時間で広い面積の作業ができる点が特徴です。散布のしくみそのものは「農薬散布ドローンのしくみ解説」で詳しく説明しています。

農業用ドローンの形の図 中央の本体から4本のアームが伸び、それぞれの先にプロペラが付いている。本体の下に薬や肥料を入れるタンクが付いている。 本体 タンク(液剤・粒剤) プロペラ 散布のようす(イメージ)

農業用ドローンの、おおまかな形のイメージ図です(特定のメーカー・機種を再現したものではありません)。

実際の機種の写真は、メーカー・販売店の許可を得てから掲載する予定です。現時点では、形が分かる一般的な図のみを掲載しています。

機体を選ぶとき、まず5つだけ確認しましょう

販売店のカタログには専門的な数値が並びますが、初めての方は、まず次の5つだけ見れば十分です。

  1. 購入価格(税込・税抜) 予算の目安。税込・税抜の表記が混ざっていることがあるので、そろえて比べる必要があります。詳しくは「価格比較」で解説しています。
  2. 散布幅(1回飛ぶだけでどれくらいの幅に薬や肥料をまけるかのこと) 広いほど作業時間が短くなります。
  3. タンクの大きさ(薬や肥料をどれだけ積めるかのこと) 大きいほど、補充の回数が減ります。
  4. 補助金の対象になりやすいか 機体価格の一部が補助される制度がありますが、対象機種・条件は制度ごとに違います。詳しくは「補助金ガイド」をご覧ください。
  5. 操縦に必要な資格・認定 国の資格(二等無人航空機操縦士=国が定めたドローンを飛ばす資格の一つ)に加えて、メーカーごとの技能認定が実質的に必要になる場合があります。
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もう少し詳しく比べたいときに見る7つのポイント
項目何を見るか・なぜ大事か
1時間あたりに散布できる面積の目安「自分の田畑を何日で終えられるか」の目安になります。カタログの数値は、風のない理想的な条件であることが多い点に注意してください。
バッテリー1本あたりの飛行時間連続して作業できる時間の目安。何度も交換が必要かどうかに関わります。
バッテリー・充電のしくみ予備バッテリーの本数や、急速充電ができるかで、1日の作業量が変わります。
重さ・機体の大きさ軽トラックでの持ち運びや、1人で積み下ろしができるかに関わります。
レンタル・リースがあるか購入の前に試したい方や、繁忙期だけ使いたい方は確認しておくとよい項目です。
修理・サポートの拠点農繁期の故障は大きな問題になります。近くに拠点があるか、部品がすぐ届くかを確認しておくと安心です。
国産かどうかサポート体制や部品供給の安定性の目安として参考にする方もいます。

どんな会社が機体を扱っているか

国内では、DJI・XAG(海外メーカー)の機体を扱う代理店・販売店に加え、ヤマハ発動機・クボタ・マゼックスなど、自社で開発・製造している国内メーカーもあります。それぞれ取り扱う機種・対応エリア・サポート内容が異なるため、比較のポイントは上の一覧を参考にしてください。個別の会社名までは、このページでは特定の会社を勧める形にはしていません。

このページの情報の限界
このポイントの考え方は一般的な整理であり、実際に使えるかどうかは、圃場の広さ・形・栽培している作物によって変わります。購入・契約の前に、販売店に直接ご自身の状況を伝えて確認することをおすすめします。

よくある質問

農業用ドローンは誰でも操縦できますか

機体登録は原則必要です。また、農薬散布は「危険物輸送」「物件投下」にあたるため、国への飛行許可・承認の手続きが必要になります。国家資格(二等無人航空機操縦士など)があると手続きの一部が簡単になりますが、資格自体は必須ではありません。詳しくは各販売店・スクールにご確認ください。

中古や格安の機体でもよいですか

このページでは中古・格安機の注意点をまだ十分にまとめられていません。準備ができ次第、別ページで解説する予定です。まずは正規の販売店にご相談いただくことをおすすめします。

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出典:各メーカー・販売店の公式サイト(機種仕様)。最終確認日:2026年9月24日。